文化財建造物の保存修理 賀茂御祖神社(下鴨神社) 2012年
2012年 11月 03日
昨日は、文化財建造物保存修理の見学会に参加して来ました。
午前は、賀茂御祖神社(下鴨神社)橋殿
午後は、平等院 鳳凰堂の作業現場を見学しました。
今日は、賀茂御祖神社下鴨神社(下鴨神社)橋殿の写真を揚げておきます。
下鴨神社では、平成21年から平成27年にかけて、
20棟の建物の檜皮葺屋根の葺き替えを実施中です。
今回はその内「橋殿」の修理現場です。
建物全体が素屋根で覆われています。
屋根の高さの足場迄上がります。
作業の様子です。
従事されている職人さんが若いのに感心します。
使われる材料と道具について
檜皮
ヒノキの皮を剥いだものです。
一般には長さ75センチ,先端の幅15センチ,後ろ側の幅10.5センチ,厚さ1.5~1.8ミリ
先の方が少し細くなっています。
屋根金槌
普通の金槌の様なT字では無く、棒状です。
竹釘
3㎝位の長さで、先が斜めにスパット削がれています。
金槌で打込むと、頭の部分が潰れて広がり檜皮を押えます。
檜皮は水に漬け濡らして使います。
檜皮を下から1.2㎝ずらして、横へ葺いていきます
竹釘で檜皮を留めて行きます。
この時、左手は檜皮を押えますので、
作業は右手一本になります。
竹釘は口に含み(40本程)、向きを整えて、手に渡し、檜皮に立て、
金槌で打ち込みます。
この間、あっと言う間の動作です。
1枚の檜皮の長さが75㎝位なので60枚位重なります。
厚さ1.5mmとして、9㎝位の厚さになります。
葺き終わったところは、
モザイク模様で綺麗です。
檜皮葺ならではの優美な曲線を描きます。
午前は、賀茂御祖神社(下鴨神社)橋殿
午後は、平等院 鳳凰堂の作業現場を見学しました。
今日は、賀茂御祖神社下鴨神社(下鴨神社)橋殿の写真を揚げておきます。
下鴨神社では、平成21年から平成27年にかけて、
20棟の建物の檜皮葺屋根の葺き替えを実施中です。
今回はその内「橋殿」の修理現場です。
建物全体が素屋根で覆われています。
屋根の高さの足場迄上がります。
作業の様子です。
従事されている職人さんが若いのに感心します。
使われる材料と道具について
檜皮
ヒノキの皮を剥いだものです。
一般には長さ75センチ,先端の幅15センチ,後ろ側の幅10.5センチ,厚さ1.5~1.8ミリ
先の方が少し細くなっています。
屋根金槌
普通の金槌の様なT字では無く、棒状です。
竹釘
3㎝位の長さで、先が斜めにスパット削がれています。
金槌で打込むと、頭の部分が潰れて広がり檜皮を押えます。
檜皮は水に漬け濡らして使います。
檜皮を下から1.2㎝ずらして、横へ葺いていきます
竹釘で檜皮を留めて行きます。
この時、左手は檜皮を押えますので、
作業は右手一本になります。
竹釘は口に含み(40本程)、向きを整えて、手に渡し、檜皮に立て、
金槌で打ち込みます。
この間、あっと言う間の動作です。
1枚の檜皮の長さが75㎝位なので60枚位重なります。
厚さ1.5mmとして、9㎝位の厚さになります。
葺き終わったところは、
モザイク模様で綺麗です。
檜皮葺ならではの優美な曲線を描きます。
by ssknblg
| 2012-11-03 22:13
| いろいろ
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