合同会社設立からの徒然を書いています


by ssknblg
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文化財建造物の保存修理 平等院鳳凰堂 2012年

2012年11月2日
午前中の下鴨神社橋殿の檜皮葺き替え修理に続いて、
午後は平等院鳳凰堂の保存修理の現場を見学しました。

鳳凰堂と今回の修理について。

《鳳凰堂は中堂を中心に左右の翼廊、後方の尾廊の4棟で構成されています。
中堂には中央部を切り上げた裳階を設け、
翼廊は下層を吹き放しとした楼造りで、折曲り部分に楼閣を設けるなど、
変化に富んだ外観となっています。》

《今回の修理は、昭和修理から50年以上が経過し、
屋根瓦や塗装の破損が著しくなってきたために行うものです。
主な内容は、本瓦葺屋根の葺き替えを行うほか、木部の破損部分の補修、
建物全体の塗装(中堂部分を除く)・彩色・漆喰塗の塗り直し、
錺金具の金鍍金補修などです。》


今回の見学は、
素屋根や足場が出来あがったばかりで、
修理作業を見学すると言うより、

建物の細部を身近に見ながら、
鎌倉時代から、これまで何度も行われた修理の経過、
そして新な調査で判明したことを踏まえて、
今回どの様な修理を行うか検討された話をお聞きしました。

平安時代から建物の維持管理が連綿と続いて来て、
こんにちの姿が有る事、
そして今回の修理を経て引き継がれて行く事を思い、
感慨深いものでした。


鳳凰堂全体が素屋根に覆われています。
文化財建造物の保存修理 平等院鳳凰堂 2012年_a0164068_17293998.jpg

素屋根は下鴨神社橋殿とは違い木材で組まれています。
文化財建造物の保存修理 平等院鳳凰堂 2012年_a0164068_1730211.jpg

中堂の裳階(もこし)の高さ迄足場を上がります。
文化財建造物の保存修理 平等院鳳凰堂 2012年_a0164068_17302926.jpg

中堂屋根の構成が良く分ります。
三手先組で丸桁を受け、地垂木及び飛檐垂木で、
外への張出しを大きくしています。
文化財建造物の保存修理 平等院鳳凰堂 2012年_a0164068_17313937.jpg

下段が地垂木(丸材)、上段が飛檐垂木(角材)
文化財建造物の保存修理 平等院鳳凰堂 2012年_a0164068_1732098.jpg

中堂正面の扉を上から
文化財建造物の保存修理 平等院鳳凰堂 2012年_a0164068_17323443.jpg

鳳凰(左)
文化財建造物の保存修理 平等院鳳凰堂 2012年_a0164068_1733111.jpg

鳳凰(右)
文化財建造物の保存修理 平等院鳳凰堂 2012年_a0164068_17332644.jpg

鳳凰と龍
文化財建造物の保存修理 平等院鳳凰堂 2012年_a0164068_17334340.jpg

翼廊を上から
文化財建造物の保存修理 平等院鳳凰堂 2012年_a0164068_17352956.jpg

床と天井の間は低く、人が使用する為の建物で無いのが良く解ります。
文化財建造物の保存修理 平等院鳳凰堂 2012年_a0164068_173675.jpg

欄干も装飾です。
文化財建造物の保存修理 平等院鳳凰堂 2012年_a0164068_17364779.jpg

尾廊
文化財建造物の保存修理 平等院鳳凰堂 2012年_a0164068_1737823.jpg


今回、1000年近く経た国宝の建物を通常では見れない、
位置や角度からそれも身近に見ることが出来ました。
一生に一度あるかどうかの事と思います。

修理が終わるのは平成26年3月の予定とのことです。
そのころに、再度訪れ綺麗になった姿を拝見したいものです。


なお《・・・》の箇所は
《「未来とつながる現場」京都保存修理の現場から》
      発行 京都府教育委員会からの引用です。

文化財建造物の保存修理について、
詳しくは京都府のホームページをご確認下さい。
http://www.kyoto-be.ne.jp/bunkazai/cms/index.php?page_id=64
by ssknblg | 2012-11-05 17:49 | いろいろ | Comments(0)