合同会社設立からの徒然を書いています


by ssknblg
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

2014年 11月 05日 ( 1 )

今年の文化財建造物保存修理の見学は、
抽選に外れ、希望の所の見学は出来ませんでしたが、
知恩院御影堂(国宝)の修理現場を見学して来ました。

御影堂は宗祖法然上人の像がまつられています。
浄土宗の中心となる建物です。
今回の修理は半解体修理です。

修理が始まった頃の様子です。
2012年3月
文化財建造物の保存修理 知恩院御影堂 2014年_a0164068_1013965.jpg

現在は素屋根に覆われています。
流石に巨大なものです。
素屋根 間口:73.5m 奥行:72m 高さ:41m
山から京都市街を眺めた時、ランドマークになります。
文化財建造物の保存修理 知恩院御影堂 2014年_a0164068_1022885.jpg

今回の見学は屋根部分で、
ヘルメットを被って、素屋根の中に入り
軒先の高さまで上がります。
文化財建造物の保存修理 知恩院御影堂 2014年_a0164068_10331100.jpg

瓦やその下地部分が取り除かれ、
構造が剥き出しになっています。

重い屋根を支える小屋組みが、
大棟から優美な曲線を描いて、組まれています。

その下方には軒を支える、桔木(はねぎ)が、
仮置きされています。
文化財建造物の保存修理 知恩院御影堂 2014年_a0164068_1044163.jpg

桔木の大きさ
文化財建造物の保存修理 知恩院御影堂 2014年_a0164068_1061864.jpg

桔木は、
梃の原理で、深い軒を支えます。
先端の穴に通した金具が、
軒先の一番下の垂木まで貫通し、
吊るした状態で軒先の重さを支えます。
文化財建造物の保存修理 知恩院御影堂 2014年_a0164068_1072493.jpg

現在はジャッキで軒を支えています。
文化財建造物の保存修理 知恩院御影堂 2014年_a0164068_107549.jpg

文化財建造物の保存修理 知恩院御影堂 2014年_a0164068_1082445.jpg

最終的には、歪が出ない様に、
金具を締めて行くのでしょうが
その調整が大変な気がします。

取外された瓦には、
「寛文11年修復」とはいっていました。
文化財建造物の保存修理 知恩院御影堂 2014年_a0164068_109949.jpg

鬼瓦も展示されていました。
大きいものです。
文化財建造物の保存修理 知恩院御影堂 2014年_a0164068_1094141.jpg

特に大棟の両端の大棟鬼は大迫力です。
文化財建造物の保存修理 知恩院御影堂 2014年_a0164068_10101099.jpg

鬼瓦越しに阿弥陀堂が見えていました。
文化財建造物の保存修理 知恩院御影堂 2014年_a0164068_10104160.jpg


今回の修理の完成は、2019年(平成31年)の予定です。

円山公園からも素屋根が見えていました。
文化財建造物の保存修理 知恩院御影堂 2014年_a0164068_10112012.jpg

by ssknblg | 2014-11-05 10:23 | 四季 | Comments(0)